New year greetings with the power of ART
2023年ヤマハ発動機が発信する新年のご挨拶はARTと共に
30mのキャンバスに浮かんだ鯉ロボット
風も冷たくなってきた11月の下旬、東京湾沿の公園に一つの巨大な絵が出現した。
イラストをよく見ると機械で出来た鯉に2羽の兎が乗っており、兎の着ているジャケットと兎が乗っている鯉のロボットにはヤマハのロゴマークが入っている。
こちらはヤマハ発動機株式会社に新年の挨拶用映像を製作するために描かれたアートである。
GravityfreeとKensuke Takahashi という2組のアーティストによって描かれた。
絵のコンセプトは、正月に縁起の良い『鯉の滝登り』を表現し、
2023年の干支である卯(ウサギ)たちがドライバーとなってヤマハ製の鯉ロボットに乗って川を昇る様子を描いている。
試行錯誤の製作過程
プロジェクト自体は様々な課題を乗り越えながら進められた。
まず、キャンバスが1枚10mあり9枚使用する予定だ。そもそもそんなに大きなキャンパスを広げられる場所は屋外にしかないのではないか。
屋外だとしたら天候、スケジュールは大丈夫か。
また、参加してくれた2組のアーティストはライブペインティングにルーツを置くミューラル(壁画)アーティストである。
壁画なので基本的には垂直に立ち上がった壁に描くもので、床に描くということはあまりない。
しかも30mという巨大サイズ。などなど製作サイドに心配の種は尽きなかった。
そんな折、関係者づてに話を聞いた「Wallternatives」がアトリエとして場所を提供してくれるとの連絡があった。
Wallternativesとは遊休物件を活用したミューラルプロジェクトで、通常はギャラリーやイベントスペースとして活動している。
幸いWallternativesには十分なスペースがあり、分割してキャンバスを広げることが出来たので天候の心配なくスケジュールを立てられた。
なれない床に描くという点は、アーティストのシンプルながんばりにより、滞りなく進行した。
仕上げと撮影
Wallternativesで途中まで製作、ロケ現場に早朝持ち運び現場で仕上げをしながら撮影。
日の出と共にスタートした撮影は天候にも恵まれ11月下旬とは思えない穏やかな陽気の中、和気藹々とした雰囲気で進行した。
たっぷりの日差しが注ぐ中、完成した作品にアーティストのサインが入り遂に完成。
どことなく達成感を醸し出した3人のアーティストがゆったりと現場を後にする様子はYoutube動画内でも確認できる。
これほど大きい作品をいち企業のメッセージに使用するヤマハ発動機株式会社の2023年にこれからも注目したい。
ヤマハ発動機株式会社(https://global.yamaha-motor.com/jp/)
Special Thanks
Garden Grove(https://www.garden-grove.biz/)
Gravityfree(https://gravityfree.jp/)
Kensuke Takahashi(https://www.instagram.com/kensuketakahashi1977.art/)
Wallternatives(https://www.instagram.com/wallternatives_japan/)
川崎市
#ヤマハ発動機株式会社 #ART